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オレはサバンナの王として君臨するライオンだった。しかしある日、黒マントの錬金術師が現れ、地面に杖で模様を描いた。体が重くなり、走れない。オレの体からは低い音が響き、熱を発するようになった。仲間から孤立したオレは保護され、動物園へ運ばれた。
動物園で過ごす夏。オレの口からは絶えず冷風が、背中からは熱風が出るようになっていた。キリンやシマウマなど、かつての獲物すら涼みに集まってくる。
半年後、エアコンメーカーの社員たちがやってきた。オレの毛の隙間には彼らの会社のロゴがあり、額には温度計があった。「うちの業務用エアコンだ」と彼らは言い、リモコンのボタンを押すと風が強まった。オレはリモコンで操作される体になっていた。
現在、オレはそのメーカーに引き取られ、駅前広場の台座に鎮座している。観光客に冷風を提供する日々だ。台座には「今日も涼しい風、お届けします。百獣の王より」と刻まれている。
動物園で過ごす夏。オレの口からは絶えず冷風が、背中からは熱風が出るようになっていた。キリンやシマウマなど、かつての獲物すら涼みに集まってくる。
半年後、エアコンメーカーの社員たちがやってきた。オレの毛の隙間には彼らの会社のロゴがあり、額には温度計があった。「うちの業務用エアコンだ」と彼らは言い、リモコンのボタンを押すと風が強まった。オレはリモコンで操作される体になっていた。
現在、オレはそのメーカーに引き取られ、駅前広場の台座に鎮座している。観光客に冷風を提供する日々だ。台座には「今日も涼しい風、お届けします。百獣の王より」と刻まれている。
その他
公開:26/09/06 20:48
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yabori