名画でショート124『哲学者クラーテス』(ジュゼペ・デ・リベーラ)

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「小顔はイケメン」というのは大いなる誤解である。
彼は、肉体のバランスにコンプレックスを持っていた。
顔が極端に小さいのに、肩幅が広く、手も大きい。頭の形は綺麗だが、頬骨が立ち、顎が無駄に長い。
ひとつひとのパーツは決して悪くないのだが、それぞれが組み合わると、奇妙な姿になってしまう。
なぜ神は、わたしにこのような完璧なパーツと、致命的なバランスを与えたのか。
少し組み合わせをいじれば、いくらでも素晴らしい造詣ができるのに。神の意図はどこにあるのだろうか。
彼は思索を続け、そして、哲学の道を歩み始めた。
彼の名前が知られるようになるのは、ずっと後世のことである。
その他
公開:26/09/04 21:23

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