名画でショート122『夏の夕べ、イタリア風景』(ジョゼフ・ヴェルネ)

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ここは隠れたヌーディスト・ビーチだった。
ビーチといっても海ではない。川だ。岸辺には緩やかな川が運んだ細かな砂が蓄えられ、まるでビーチのようにくつろげるのだ。
地形的にも理想的だ。
右側には突き出た岩が目線を遮断し、反対側は領主の森だ。遠くに橋が見えるが、この橋を通る人間はわずか。
裸の貴族たちが水の中で楽しみ、奴隷たちが貴族たちの着替えの手伝いをする。
知らずに通りかかった漁師が、驚きの声をあげる。
だが、貴族たちは彼をとがめることはない。
彼らにとって裸を隠す相手は人間だけであり、庶民は彼らの基準では人間のうちには入らない。近くで着替えを手伝う奴隷もそうだ。
もっとも、奴隷にとっては、人間の裸などだれも同じだ。
奴隷にしても、貴族の裸に興味はない。
お互いに、体を隠す必要はないのだ。
その他
公開:26/08/22 08:02

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