2
2
【この世界では嘘をつけません】
帰り道こんな看板が刺さっていた。
前から刺さってたっけ?
昨日、僕は酷く落ち込んでいて姉の家へ行ったんだ。姉は「有り合わせでごめんね」と眠い目をこすりながらシチューを作ってくれた。
それなのにイライラしていた僕はつい「不味!」と暴言を吐いたんだ。
姉の旦那はもう何年も帰っていない。女一人で三人の子供を育てている。そうだ、次男坊の熱は下がったのだろうか。
そういえば、いつも優しい姉が唯一怒った事があったっけ。
あれは昔、ペットを置いて遊びに行った時だ。
「あの子はお前を待ってるんだよ。もっと大切にしなさい」
あの時声が枯れるまで泣いたっけ。
そうだ、ちゃんと姉にお礼を言おう。
「本当はシチュー美味しかったんだ」って。
振り返ると、姉が看板を抱えていた。
そして、非常に満足そうな顔で、家へ帰っていった。
帰り道こんな看板が刺さっていた。
前から刺さってたっけ?
昨日、僕は酷く落ち込んでいて姉の家へ行ったんだ。姉は「有り合わせでごめんね」と眠い目をこすりながらシチューを作ってくれた。
それなのにイライラしていた僕はつい「不味!」と暴言を吐いたんだ。
姉の旦那はもう何年も帰っていない。女一人で三人の子供を育てている。そうだ、次男坊の熱は下がったのだろうか。
そういえば、いつも優しい姉が唯一怒った事があったっけ。
あれは昔、ペットを置いて遊びに行った時だ。
「あの子はお前を待ってるんだよ。もっと大切にしなさい」
あの時声が枯れるまで泣いたっけ。
そうだ、ちゃんと姉にお礼を言おう。
「本当はシチュー美味しかったんだ」って。
振り返ると、姉が看板を抱えていた。
そして、非常に満足そうな顔で、家へ帰っていった。
SF
公開:26/08/22 09:00
日頃の心に留めたことや感じたことを短い文章で書き留めています。
読んでいただけたら嬉しいです。
ログインするとコメントを投稿できます
うらのすけ