名画でショート104『シャボン玉を吹く少年と静物』(ヘーラルト・ダウ)

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少年は、時の檻に閉じ込められていた。
永遠に落ち続ける砂時計に、逆さに飾られたしゃれこうべ。
籐で織られたかごには色鮮やかな毛布が脱出しようともがき、テーブルの上には磨かれたひょうたんが倒れている。
少年は、未来への展望が何も持てないまま、絵を描き続ける。
自分は時の檻に閉じ込められた少年。
この檻から出ることはない。
どんなにあがこうと、待っているのは緩慢な死のみ。
それでも少年は絵を描かなければならない。一度しかない人生のカンバスに。
その他
公開:26/04/25 08:35

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