名画でショート103『ルクレティア』(グイド・レーニ)

1
1

ルクレティアは紀元前6世紀のローマ人の女性である。
ローマ執政官の娘であり、夫に従って戦場に同行していた。
ところが、味方であるローマ王の息子セクトゥス・タルクィニウスに強姦され、その陵辱を恥じとして、短剣で胸を突いて自殺した。
貞操に殉じた女性として称えられるのと同時に、キリスト教では禁止されている自殺をしたとして、非難されることもある。
紀元前6世紀にキリスト教があったかどうかは、だれも気にしない。当時の文化や倫理観など見向きもされない。
全てが現代の規準で裁かれる。時代とともに規準が変われば、英雄は梟雄となり、正義は悪徳となる。
思想が統一されるということは、こういうこと。
時代が変わるとは、そういうこと。
その他
公開:26/04/18 00:02

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容