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僕はカエル男だ。
もとは人間だったが、恋人に「冷められた」瞬間、カエルになった。
恋人を失い、異物として生きるしかなかった。
だが、ある雨の日、本能的に外に出た僕の前に、彼女が現れた。
「……かわいい」
彼女は、カエルが好きだった。
部屋はカエルのグッズで埋め尽くされていた。
「あなた、もともと人間なの?」
「でもいいなあ。カエルって」
彼女は僕を抱きしめた。
ある日、彼女が言った。
「ねえ、キスしてみる? おとぎ話なら人間に戻るでしょ」
彼女の唇が触れ、僕は人間に戻った。
「人間に戻れた、ありがとう!」
彼女は僕をしばらく見つめてから呟いた。
「前のほうが良かった……」
その言葉で、僕の中の何かが冷めた。
すると、彼女の声が止まり、ゲコゲコと鳴き始めた。
彼女はカエルになっていた。
でも、彼女はなんだか幸せそうだった。
「……かわいい」
もとは人間だったが、恋人に「冷められた」瞬間、カエルになった。
恋人を失い、異物として生きるしかなかった。
だが、ある雨の日、本能的に外に出た僕の前に、彼女が現れた。
「……かわいい」
彼女は、カエルが好きだった。
部屋はカエルのグッズで埋め尽くされていた。
「あなた、もともと人間なの?」
「でもいいなあ。カエルって」
彼女は僕を抱きしめた。
ある日、彼女が言った。
「ねえ、キスしてみる? おとぎ話なら人間に戻るでしょ」
彼女の唇が触れ、僕は人間に戻った。
「人間に戻れた、ありがとう!」
彼女は僕をしばらく見つめてから呟いた。
「前のほうが良かった……」
その言葉で、僕の中の何かが冷めた。
すると、彼女の声が止まり、ゲコゲコと鳴き始めた。
彼女はカエルになっていた。
でも、彼女はなんだか幸せそうだった。
「……かわいい」
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公開:26/04/17 17:11
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。
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加賀美 秋彦