シチュエーション:河原

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つよい風が吹いて、たんぽぽの綿毛がいっせいに空に舞う
ユウはその綿毛が耳に入ってこないように、小さな手で耳をふさぐ
幼い子を思わせるそのしぐさは、どこか頼りなくも、かわいく見える

この前、ユウに告白した
まだ返事はない
今回も、うやむやにするんだろう
過去2回もはぐらかされてるのだし

先の将来もない、生産性にしても何もない恋愛に、無駄な時間を費やすほど僕にはあり余った時間がある
それが誤った認識であることも薄々、理解している

ユウがしゃがんでシロツメクサをじっと見ている

僕も真似をして…

僕にも、そしてユウにも、四葉のクローバーはまだまだ見つけられそうにないみたい
その他
公開:26/04/21 05:40

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