日和坂より

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 雨が駆け抜けて行った昼下がり。ひやり風は、後を追った。
 坂道に落ちている陽だまりがかける声に、耳もかさず。
 縁側で寝ぼけてる黒猫のぬるいあくびに、目もくれず。
 港町の海の上。整列した船の隙間をすり抜けて。
 あの教会が鳴らす鐘の音を、お忘れですよと届けるために。
その他
公開:26/04/24 00:00
更新:26/04/20 07:52

鹿野 秋乃

毒にも薬にもならないお話ばかりです。

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