花の音がする家
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静かで小さな寂れた町。その外れにある一軒家を借りた。
町の雰囲気と同じように少し古いが、庭付きで家賃が安く、日当たりも良い。それで十分だった。
引っ越し初日に玄関を開けると、すぐそこに「それ」が立っていた。
黒いゴスロリ風の服を着た、細身の女のような存在。
ただしそれには頭が無く、代わりに花が咲いている。
驚いたはずなのに、声は出なかった。
花がカサリ、と鳴る。
枯れているのか、乾いた音。
それが「彼女」の言葉だと分かった。
なぜそう思ったのかは分からないが、ただ分かった。
「…よろしく」
玄関に入った。
背後でパタン、と扉が閉まる。
町の雰囲気と同じように少し古いが、庭付きで家賃が安く、日当たりも良い。それで十分だった。
引っ越し初日に玄関を開けると、すぐそこに「それ」が立っていた。
黒いゴスロリ風の服を着た、細身の女のような存在。
ただしそれには頭が無く、代わりに花が咲いている。
驚いたはずなのに、声は出なかった。
花がカサリ、と鳴る。
枯れているのか、乾いた音。
それが「彼女」の言葉だと分かった。
なぜそう思ったのかは分からないが、ただ分かった。
「…よろしく」
玄関に入った。
背後でパタン、と扉が閉まる。
ファンタジー
公開:26/04/13 15:00
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