レール

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人のいないローカル線のホーム

足元には鉄錆の匂いがしそうな茶色いレール

付け合わせのパセリのようにレールの下から、横から、生えている草たち


懐かしいというにはまだ何かが足りていない故郷の駅

影絵芝居のように残る途切れとぎれな記憶

必要なのは時間なのか 思い出の昇華なのか

ふっと息をはく


街の少ない生活の音がBGMのように遠くから耳に届く

次に帰って来るのはいつになるだろう

この駅に
その他
公開:26/04/05 19:34

純子( 東京 )

  

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