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真夜中、目の下に違和感を覚えた。
眠気と闘いながら起き上がり、鏡の前でメガネをかけて、絶句した。
なにかがいる――左目の下で、米粒より小さいものがうごめいている。
わたしの視床下部ではエマージェンシーを知らせるサイレンが鳴り響き、即刻対処せよという命令が大脳皮質からくだされた。
とはいえ、まず敵の正体を掴まなくては対策不可能。
焦らずにスマートフォンを構えて動画撮影した。
拡大して確認する――と、老夫婦の乗った今にも故障しそうな古い車が、徐行運転していた。
年々濃くなる目の下のクマに悩んでいたが、車の轍のせいだったらしい。
疲れているし、お年寄りに退去を迫るのも心苦しいから、後日対応を考えようと決めて眠りについた。
目を覚ました時、ガッタガタの曲線になったクマ(轍)を嘆くことになるとも知らずに⋯⋯。
眠気と闘いながら起き上がり、鏡の前でメガネをかけて、絶句した。
なにかがいる――左目の下で、米粒より小さいものがうごめいている。
わたしの視床下部ではエマージェンシーを知らせるサイレンが鳴り響き、即刻対処せよという命令が大脳皮質からくだされた。
とはいえ、まず敵の正体を掴まなくては対策不可能。
焦らずにスマートフォンを構えて動画撮影した。
拡大して確認する――と、老夫婦の乗った今にも故障しそうな古い車が、徐行運転していた。
年々濃くなる目の下のクマに悩んでいたが、車の轍のせいだったらしい。
疲れているし、お年寄りに退去を迫るのも心苦しいから、後日対応を考えようと決めて眠りについた。
目を覚ました時、ガッタガタの曲線になったクマ(轍)を嘆くことになるとも知らずに⋯⋯。
ファンタジー
公開:26/04/04 10:54
☆やコメントありがとうございます✨
作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。
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いちいおと