参加感査定

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リージョン管理局では、
企画書の末尾に
「新規愉楽欄」がある。

前例がないこと。
実施者が楽しそうであること。
その両項を満たす案から、
優先審査に回される。

タカシは胸を張った。
「会議、抽選制にしようぜ」
「決める場だろ」
とセウゴが止める。
ワイゴは薄く笑った。
「いいねタカシ君。
中身より先に、参加感が出る」

月末、
返却棚には
議題だけ静かな案が並んでいた。

――既存性高。
――愉楽波形、基準未満。
SF
公開:26/04/02 19:00
更新:26/03/31 12:11

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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