電話の取り次ぎ
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面倒くさいビジネスマナーに辟易とした社会のニーズに応えるように、鳥類学者が取り次ぎの出来る鳥を発見した。その賢いオウムは特殊な訓練を受けており、事務員の机の電話が鳴ると、取り次ぎ相手を察知して受話器に付いている専用の取っ手に足を引っかけて、その相手まで無線の受話器を運ぶのだ。受話器を取ってからの形式的な挨拶は、オウムに覚えさせた数パターンの単語でやり過ごさせる。これによって電話が苦手な社員でも、ストレスフリーで用件だけをやり取りできるので、まさに一石二鳥。しかし、欠点があるとすればそれは、本当に「二鳥」であった場合である。先方が架電用の鳥を使って鳥引電話を掛けてくると、両者が鳥合わなくなってしまうのだ。
ファンタジー
公開:26/03/24 20:00
最近ショートショートを始めた修行中のド素人です。
基本的にnoteにて投稿しております。
一部フォーマットのあったものをこちらでも投稿させて頂きたいです。
note→https://note.com/great_heron1630
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