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「春が来ます」
カップ麺を食べていた僕はむせた。急に声が……。一体どこから。
「春が来ます。聞こえていますか?」
ようやく咳がおさまってので、耳を澄ませてみた。声の主は天井にいた。
正確には、天井から垂れ下がっている糸電話から聞こえていた。なんで?
訝しみながらも、立ち上がって糸電話を手に取る。どう言う仕組みか知らないが、糸はスルスルと伸びていく。
「……聞こえてます。えっと、どちら様?」
おそるおそる話してから、コップを耳に当てる。すると、耳をくすぐる振動が返ってきた。
「春の天使です。神様に頼まれて……あれ?春一番さんですよね?」
「違います。しがないサラリーマンです」
「申し訳ございませんでした!」
糸電話とは思えないほど声が響き、それは桜の花びらとなって散った。部屋が花びらまみれになんだが。
おかしなこともあるもんだと、僕は花びらの浮いたラーメンを啜った。
カップ麺を食べていた僕はむせた。急に声が……。一体どこから。
「春が来ます。聞こえていますか?」
ようやく咳がおさまってので、耳を澄ませてみた。声の主は天井にいた。
正確には、天井から垂れ下がっている糸電話から聞こえていた。なんで?
訝しみながらも、立ち上がって糸電話を手に取る。どう言う仕組みか知らないが、糸はスルスルと伸びていく。
「……聞こえてます。えっと、どちら様?」
おそるおそる話してから、コップを耳に当てる。すると、耳をくすぐる振動が返ってきた。
「春の天使です。神様に頼まれて……あれ?春一番さんですよね?」
「違います。しがないサラリーマンです」
「申し訳ございませんでした!」
糸電話とは思えないほど声が響き、それは桜の花びらとなって散った。部屋が花びらまみれになんだが。
おかしなこともあるもんだと、僕は花びらの浮いたラーメンを啜った。
ファンタジー
公開:26/03/24 17:00
更新:26/03/24 19:52
更新:26/03/24 19:52
のんびり屋さんです。優しいお話が好きです。読んでくださる方が、一瞬でも癒されたらいいなと思いながら書いています。癒し系小説家になりたい。サムネのイラストも描いています。
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猫目ちゅん