適性文案室

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転職市では、
自己PR文を先に
適性文案室へ預ける。

タカシは胸を張った。

「証拠なくても走れる。
修羅場に強い。
人を主役にできる」

「それ、
強み欄で出すのか?」

セウゴが止めるが、
ワイゴは笑う。

「いいねタカシ君。
実績より印象だ」

翌朝、
返信欄には
細い字が並んだ。

――実績照合困難。
――配置適合保留。
――評価根拠不明瞭。

タカシは
首をかしげる。

「オレ、ちゃんと
伝わりやすく
書いたのに」

記録官は追記した。

――自己PRとして受領。
 対人配置資料へ添付。
SF
公開:26/03/23 09:00
更新:26/03/23 08:29

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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