疲労度メーター

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 私はある日突然、他人がどれだけ疲れているのかがわかる「疲労度メーター」が見えるようになった。

 最初こそ戸惑ったが、私はこの能力を仕事に応用して疲れてる人のサポートをしたり、疲れてる人の仕事を肩代わりしたりした。
その結果、業績が伸びていき、私は称賛された。私はさらに業績をのばすため、さらに働くようになった。

 ある朝、目を覚ますと病院にいた。周りには同じ職場の人たちがいた。なかには涙目の人もいた。
「疲労度メーター」は見えなくなっていた。

「昨日、仕事中に急に倒れたからみんな心配したんだよ!」
 疲労度メーターなど存在していなかった。一番疲れていたのは私だったのだ。
その他
公開:26/03/22 16:33
更新:26/03/23 08:40

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