0
1
リージョン管理局には
「共感係」という部署がある。
異なる世界から来た隊員を
同じ任務に編成する仕事だ。
ユイは端末を見た。
能力値:低
希望値:異常に高い
隣の隊員が言う。
「その値、前にも見た」
事故ログが一行だけ残っている。
> 希望値上昇個体、単独突入。
帰還なし。救助要請もなし。
ユイは画面を閉じた。
彼女は一度、
希望値の低い隊員を
前線から外したことがある。
任務は成功した。
食堂では、乾杯の音だけが出なかった。
前線配置は、通常、総合値順。
ユイは言う。
「全部の値を
同じくらい大事にしたら、
この任務、どう組む?」
誰も答えない。
窓の外では
リージョンの星が並んでいる。
同じ光に見える。
だが端末の星図では、
次に消える順から、赤かった。
「共感係」という部署がある。
異なる世界から来た隊員を
同じ任務に編成する仕事だ。
ユイは端末を見た。
能力値:低
希望値:異常に高い
隣の隊員が言う。
「その値、前にも見た」
事故ログが一行だけ残っている。
> 希望値上昇個体、単独突入。
帰還なし。救助要請もなし。
ユイは画面を閉じた。
彼女は一度、
希望値の低い隊員を
前線から外したことがある。
任務は成功した。
食堂では、乾杯の音だけが出なかった。
前線配置は、通常、総合値順。
ユイは言う。
「全部の値を
同じくらい大事にしたら、
この任務、どう組む?」
誰も答えない。
窓の外では
リージョンの星が並んでいる。
同じ光に見える。
だが端末の星図では、
次に消える順から、赤かった。
SF
公開:26/03/16 19:00
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます
問い屋