星を測る部署

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リージョン管理局には
「共感係」という部署がある。

異なる世界から来た隊員を
同じ任務に編成する仕事だ。

ユイは端末を見た。

能力値:低
希望値:異常に高い

隣の隊員が言う。
「その値、前にも見た」

事故ログが一行だけ残っている。

> 希望値上昇個体、単独突入。
帰還なし。救助要請もなし。



ユイは画面を閉じた。

彼女は一度、
希望値の低い隊員を
前線から外したことがある。

任務は成功した。
食堂では、乾杯の音だけが出なかった。

前線配置は、通常、総合値順。

ユイは言う。

「全部の値を
同じくらい大事にしたら、
この任務、どう組む?」

誰も答えない。

窓の外では
リージョンの星が並んでいる。

同じ光に見える。

だが端末の星図では、
次に消える順から、赤かった。
SF
公開:26/03/16 19:00

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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