2
4
とあるデパートにて。
「ちょっと、あんた。私たちのこと覚えてる?」
「はい。先月、当社のダイエットキャンディをお買い上げいただいた太田様ですね。本日もご夫妻でありがとうございます」
「あんたが痩せるっていうから、一粒五万もするキャンディを一瓶も買ったのよ。亭主が安月給なのに」
「おまえ、そんなこと他人様に言うなよ」
か細い声で亭主が抗議した。
「あんたは黙って! キャンディの効果、全くないじゃない。むしろ太ったわ」
「いえ、確かに効果は出ています。お痩せになっていますよ」
「どこがよ? よく見なさい。先月より十キロも太ったのよ。一粒じゃ足りないと思って、毎日二粒も食べたのよ」
「なるほど。それで、これほどお痩せになられたのですね」
「だから、痩せてないって言ってるでしょ」
「いえ、痩せられましたよ。げっそりです」
「……どこがよ?」
「旦那様が」
「ちょっと、あんた。私たちのこと覚えてる?」
「はい。先月、当社のダイエットキャンディをお買い上げいただいた太田様ですね。本日もご夫妻でありがとうございます」
「あんたが痩せるっていうから、一粒五万もするキャンディを一瓶も買ったのよ。亭主が安月給なのに」
「おまえ、そんなこと他人様に言うなよ」
か細い声で亭主が抗議した。
「あんたは黙って! キャンディの効果、全くないじゃない。むしろ太ったわ」
「いえ、確かに効果は出ています。お痩せになっていますよ」
「どこがよ? よく見なさい。先月より十キロも太ったのよ。一粒じゃ足りないと思って、毎日二粒も食べたのよ」
「なるほど。それで、これほどお痩せになられたのですね」
「だから、痩せてないって言ってるでしょ」
「いえ、痩せられましたよ。げっそりです」
「……どこがよ?」
「旦那様が」
ファンタジー
公開:26/03/13 21:35
ログインするとコメントを投稿できます
天文のエドワード