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赤く染まっていた野いちごの葉が
緑色に戻りつつあって
そんなところにも感じられる春

冬のあいだ、家の前に広がる草原を
全部、自分のものだ
と言わんばかりにかけ回っていた犬のようなオオカミは
このところ、すっかり姿を見せなくなった
あたたかくなって山に帰っていったのだろう

太陽の機嫌がこのところよく、まめに姿を見せては
雪どけのぬかるんだ土地を乾かしてくれる

それでも太陽がその姿を消し
表情に乏しいお月さまがあらわれると
まだまだ寒く感じられる

暖炉には、もうすこし働いてもらわないとならない

夕のごはんだって、まだまだあたたかいものがいい

シチューだ

わたしのおなかが、そう訴えている

食事がすんだら
湯たんぽに入れるお湯を沸かしておかないと

もうすぐのような
まだまだのような

もどかしくも
待ち遠しくも

けれど、あたりは桃色―












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その他
公開:26/03/09 15:01

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