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『脇役症候群』
それが、僕の患っている病名だ。
この病気を発症すると、自分を出せず、常に誰かの後ろに下がってしまう。
そして、「主役は遅れてやって来る」というが、僕はいつも大事な場面では早く来すぎてしまう。
明確な治療法はなく、『脇役』を受け入れるしかない。
ある日、僕の学校のクラスに転校生がやって来た。
彼女は凛とした佇まいの美しい女性だった。
その日から、彼女の周囲には自然と人が集まった。
彼女はまさにヒロインで、僕は彼女を輝かせる脇役だった。
放課後、彼女が言った。
「キミって、いつも人の後ろにいるよね?」
僕の胸が跳ねた。
僕はわざと、冗談っぽく病名を告げた。
彼女は少し考えてから、微笑んだ。
「じゃあ、私の隣にいてちょうだい」
それから、僕はずっと彼女の隣にいる。
僕の病気が治ったわけではない。
きっと、彼女はヒロインではなく、遅れてやって来た『主役』だったのだろうな。
それが、僕の患っている病名だ。
この病気を発症すると、自分を出せず、常に誰かの後ろに下がってしまう。
そして、「主役は遅れてやって来る」というが、僕はいつも大事な場面では早く来すぎてしまう。
明確な治療法はなく、『脇役』を受け入れるしかない。
ある日、僕の学校のクラスに転校生がやって来た。
彼女は凛とした佇まいの美しい女性だった。
その日から、彼女の周囲には自然と人が集まった。
彼女はまさにヒロインで、僕は彼女を輝かせる脇役だった。
放課後、彼女が言った。
「キミって、いつも人の後ろにいるよね?」
僕の胸が跳ねた。
僕はわざと、冗談っぽく病名を告げた。
彼女は少し考えてから、微笑んだ。
「じゃあ、私の隣にいてちょうだい」
それから、僕はずっと彼女の隣にいる。
僕の病気が治ったわけではない。
きっと、彼女はヒロインではなく、遅れてやって来た『主役』だったのだろうな。
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公開:26/03/05 22:34
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
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加賀美 秋彦