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私は宇宙船の窓から、青い惑星を見下ろしていた。
三年前、人類という生命体を調査するため、この地球にやって来た。
彼らは実に奇妙だ。
感じ方や受け取り方が違うのに、『普通』という同じ状態になりたがる。
私は潜入調査のため、普通になることにした。
同じように、笑い、うなづき、本音を言わず、嫌な相手にも「また今度」と言う。
三年間で、私の正体がバレることはなかった。
ある日、会社の同僚が私に言った。
「キミってさ、本当に普通の人間だよね」
三年後。
私は母星に帰還し、調査結果を報告した。
「三年間、ご苦労だった」
「ありがとうございます」
「実は今、我々の星では、地球へ不法に潜伏する者が後を絶たないのだが、地球人とこの星の人間を見分けられるか?」
「それは簡単です」
「どうやって見分けるのかね?」
「普通すぎる人間が、この星の人間です。地球人は、『普通』にはなれませんから」
三年前、人類という生命体を調査するため、この地球にやって来た。
彼らは実に奇妙だ。
感じ方や受け取り方が違うのに、『普通』という同じ状態になりたがる。
私は潜入調査のため、普通になることにした。
同じように、笑い、うなづき、本音を言わず、嫌な相手にも「また今度」と言う。
三年間で、私の正体がバレることはなかった。
ある日、会社の同僚が私に言った。
「キミってさ、本当に普通の人間だよね」
三年後。
私は母星に帰還し、調査結果を報告した。
「三年間、ご苦労だった」
「ありがとうございます」
「実は今、我々の星では、地球へ不法に潜伏する者が後を絶たないのだが、地球人とこの星の人間を見分けられるか?」
「それは簡単です」
「どうやって見分けるのかね?」
「普通すぎる人間が、この星の人間です。地球人は、『普通』にはなれませんから」
SF
公開:26/03/08 14:42
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
作品イラストはフリー素材やAIで作成したものです。
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加賀美 秋彦