最終話:未来 ― アルゴリズムの戦争

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未来の戦争は、まだ始まっていない。
しかし、その準備はすでに始まっている。

ドローン、人工知能、
そして自動化された兵器。

百年前、戦争は
一発の銃声から始まった。

だが未来の戦争は、
人間よりも速い信号で動く。

カメラは、
デジタルの視界の中で
アルゴリズムが標的を追尾する
ドローンの映像を映す。

遠い操作室で、
青いモニターの光が
人の顔を静かに照らしている。

そこには
操縦士の姿も、
引き金を引く指の震えもない。

判断は
人間ではなく
計算によって行われる。

戦争は
兵士が戦うものだった。

やがて
国家が戦うものになった。

そして今、
戦争は
アルゴリズムの速度で動き始めている。

それでも
そのプログラムを書き、
起動するのは人間だ。

戦争は加速する。

人間は
その速度に
ついていけるのだろうか。

カメラは、
それでも戦争を見続けている。
その他
公開:26/10/17 21:00
更新:26/03/05 06:26
#カメラが見た戦争

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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