第21話:ベルリン1989 ― 壁が戦争を終わらせる

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1989年11月9日。
ベルリンの壁の前に、膨大な人々が集まった。

その壁は、数十年にわたり世界を東西に分断してきた象徴だった。

その夜、ついに国境が開かれる。

カメラは、
壁の上に登り、ハンマーでコンクリートを叩き壊す市民を捉える。

手に伝わる振動。
崩れ落ちる破片。

物理的な壁が壊れた瞬間、
人々は冷戦という時代の終わりを確信した。

しかし戦争が消えたわけではない。

国境という明確な境界を失った戦争は、
より複雑で、より見えにくい形へと変わっていく。

戦争は終わらない。
ただ、形を変えて続くだけだ。

戦争はいつ終わるのだろうか。
その他
公開:26/09/26 21:00
更新:26/03/05 06:19
#カメラが見た戦争

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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