第19話:ベトナム1968 ― テレビが戦争を映す

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1968年、ベトナム。

泥の戦場には、
銃を持つ兵士のそばに
もう一つの装置があった。

テレビカメラ。

カメラは爆撃を撮る。
燃える村を撮る。
血を流す兵士を撮る。

その映像は、
遠い国の家庭へ届けられる。

人々はソファに座り、
戦場を毎晩見ることになった。

戦争は
遠い出来事ではなくなる。

映像は
国家が語る「正義の戦争」という
物語に疑問を投げかけた。

世論が動き、
戦争の継続そのものが
問われ始める。

戦争は
前線だけで戦われるものではない。

それは
人々の視線の中でも戦われる。

戦争はどこで
戦われているのだろうか。
その他
公開:26/09/19 21:00
更新:26/03/05 06:16
#カメラが見た戦争

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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