第16話:冷戦1947 ― 戦争は宣戦布告を失う

0
1

1947年。
戦争は終わったはずだった。

ヨーロッパは廃墟の上に立つ。
その先で、二つの大国が異なる未来を描き始めていた。

アメリカ。
ソ連。

資本主義と共産主義。
世界は二つの陣営へ分かれていく。

カメラは、
荒野に立つ核ミサイル基地を撮る。
互いに向かい合う沈黙の兵器。

そこには銃声はない。

しかし軍事同盟が結ばれ、
核兵器が積み上げられていく。

国境はただの線ではなく、
陣営という壁になった。

戦争は宣戦布告を必要としなくなった。

それは日常の裏側に潜む
冷たい戦争になる。

戦争はいつから
始まったと言えるのだろうか。
その他
公開:26/09/09 21:00
更新:26/03/05 06:11
#カメラが見た戦争

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容