第8話:南京1937 ― 国家は暴力を否認する

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1937年12月。
中国の首都、南京。

日本軍が都市に入る。
占領された街で、数週間にわたり暴力が続いた。

市民が殺され、
捕虜が処刑され、
女性が暴力を受けた。

川沿いの道を、市民が逃げていく。
カメラはその姿を撮る。

しかし、何万人が死んだのか。
その数字は今も一致していない。

戦争では、数字は事実であると同時に、
争われる対象になる。

国家は出来事を説明し、
時に否認し、
自らに都合のよい物語を語り始める。

戦争は銃だけで戦われるのではない。
それは記録を巡る戦いでもある。

国家は誰の罪を
隠すのだろうか。
その他
公開:26/08/12 21:00
更新:26/03/05 06:01
#カメラが見た戦争

問い屋

問いを描くショートショートを書いています。
 
その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
 
問いの続きを、ここにまとめています。

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