安い理由

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 サバの味噌煮の缶詰を買った。それは他の缶詰と比べて少し安かった。パッケージを見た。『サバの魂入り』小さくそう印刷されていた。家に帰り、缶詰を開けた。小さな、光る球体が、缶詰の中から出てきた。光る球体は、しばらく天井辺りを漂っていたが、俺がサバの味噌煮を食べ始めると、俺の肩の上に載ってきて、俺の食事をじっと見つめ始めた。俺は、この缶詰が他の缶詰と比べて安い理由を考え始めた。
ファンタジー
公開:26/03/02 09:36

六井象

短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/

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