0
1
「少しは、よくなってくのかなあ?」
隣の席から声が聞こえる。見るけれど、こっちを向いていない。ひとりごとかな、でも、考える。
「少しは」が、暖かさを指すのなら、まだまだ、裏切られてしまうかな。夕陽の溶けるのが、ちょっとばかり遅くなって「まだ明るいんだねえ」と思える瞬間は、それでもいまよりは…
そのほんの微かな光の加減に、頬を桃色にゆるめて。
重たいコートはもううんざり。
ここ最近の冷え込みを思い出し、そろそろ春の気配が恋しくなってくる。
三寒四温をくり返して、ゆっくりと、着実に、一歩ずつ。
その先に見える光の春―
ふっと風が吹いたような気がして
お、ちょっと春っぽいかも?
そう思える瞬間も、もうあと少し。
それを永遠と勘違いしながらも、その小さな移ろいを、見つめ続けていくんだ。
.
隣の席から声が聞こえる。見るけれど、こっちを向いていない。ひとりごとかな、でも、考える。
「少しは」が、暖かさを指すのなら、まだまだ、裏切られてしまうかな。夕陽の溶けるのが、ちょっとばかり遅くなって「まだ明るいんだねえ」と思える瞬間は、それでもいまよりは…
そのほんの微かな光の加減に、頬を桃色にゆるめて。
重たいコートはもううんざり。
ここ最近の冷え込みを思い出し、そろそろ春の気配が恋しくなってくる。
三寒四温をくり返して、ゆっくりと、着実に、一歩ずつ。
その先に見える光の春―
ふっと風が吹いたような気がして
お、ちょっと春っぽいかも?
そう思える瞬間も、もうあと少し。
それを永遠と勘違いしながらも、その小さな移ろいを、見つめ続けていくんだ。
.
その他
公開:26/02/24 03:08
【 Comments Welcome / No Reply sorry 】
https://bsky.app/profile/amanasstsymana.bsky.social
https://x.com/amanasstsymana
https://note.com/amanasstsymana
https://estar.jp/users/1510763196
創作 創作小説 短編 超短編
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます
あまなす / 雨茄子