土踏まず
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朝、足の裏の違和感で目が覚めた。脚を曲げて足の裏を見ると、土踏まずに土が付いていた。昨夜は裸足で出歩いたりなどもちろんしていない。とすると、誰かに付けられたらしい。不気味に思いながら拭き取った。ところが、その後、それと同じ出来事が何回も起こった。誰が、いつ、何のために土踏まずに土を。何もわからないまま日々が過ぎ、結局何もわからないまま、いつの間にか、その現象は終わった。そんなある日、突然実家から電話がかかってきた。電話の相手は親だった。「もしもし?お前、親知らずがあるんだって?」何者かが、親知らずの存在を、親に知らせたらしい。
ホラー
公開:26/02/21 18:04
短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/
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六井象