仕組みと話していた

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窓口で、私は言った。
「事故寸前でした。対応に問題があったのでは」

担当者は瞬きもせず答える。
「でも、実際に事故は起きていませんよね」

胸の奥が、すっと冷える。
「起きてからでは遅いでしょう」

「もし起きていたら、という話に意味はありますか?」

指先の力が抜ける。
怒れば感情的、黙れば了承。
彼は規定を読み上げる。

私の声だけが、届いていない気がした。

私は、何と話しているのだろう。

交渉か。
それとも消耗か。

目の前に立っているのは、本当に“人”なのか。
その他
公開:26/02/25 19:00
更新:26/02/24 17:52

問い屋

その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
問いの続きを、ここにまとめています。

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