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地球に生物が住めなくなるまで、あと五年。
小惑星の衝突による寒冷化で、気温は落ち続けていた。
多くの人類は火星へ移住したが、僕は地球に残った。
どこにいても、孤独は同じだった。
そんな中、僕は彼女と出会った。
彼女は街の図書館で、毛布にくるまって図鑑を眺めていた。
僕が名前を聞くと、彼女は笑った。
「今さら、名前っているの?」
「五年後に教えてよ。僕も、ここにいるからさ」
それから僕たちは一緒に過ごした。
五年という月日は、恋をするには十分だった。
僕たちは孤独だったはずなのに、なぜだか初めから一緒にいたように思えた。
僕たちは、静かに終わりを待っていた。
五年目の冬、気温の低下は止まった。
小惑星の塵が落ち、人の営みが消えたことで、地球はかろうじて踏みとどまった。
「生きていても、いいみたいね」
彼女は笑った。
それは、僕も同じだった。
「今日は『五年後の約束』の日だよ」
小惑星の衝突による寒冷化で、気温は落ち続けていた。
多くの人類は火星へ移住したが、僕は地球に残った。
どこにいても、孤独は同じだった。
そんな中、僕は彼女と出会った。
彼女は街の図書館で、毛布にくるまって図鑑を眺めていた。
僕が名前を聞くと、彼女は笑った。
「今さら、名前っているの?」
「五年後に教えてよ。僕も、ここにいるからさ」
それから僕たちは一緒に過ごした。
五年という月日は、恋をするには十分だった。
僕たちは孤独だったはずなのに、なぜだか初めから一緒にいたように思えた。
僕たちは、静かに終わりを待っていた。
五年目の冬、気温の低下は止まった。
小惑星の塵が落ち、人の営みが消えたことで、地球はかろうじて踏みとどまった。
「生きていても、いいみたいね」
彼女は笑った。
それは、僕も同じだった。
「今日は『五年後の約束』の日だよ」
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公開:26/02/23 01:12
更新:26/02/23 02:07
更新:26/02/23 02:07
加賀美 秋彦と申します。
2025年4月から、ショートショートを書き始めました。
色々なジャンルの作品を書いています。
よろしくお願いします。
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加賀美 秋彦