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冬枯れした庭の植物を片づけていると、遠くから親子がやってくるのが見えた。今日は日差しがあり、あたたかいから、きっと散歩しているのだろう。
お母さんに抱っこされたこどもはまだ小さい。一歳に満たないくらいかもしれない。
彼は視線をこちらに向けていた。わたしの手元をじっと観察しているようだった。
冬は植物の根を育くむ。やがてくる活動期に向け、地中から得た栄養素を蓄えている。彼もいまは、あらゆるものに学び、知識の層を重ねているに違いない。
純粋なまなざしは、わたしの手元を狂わせた。うまく袋に収まらず、枝が飛び出してしまった。
ふと顔を上げると、ちょうど通り過ぎるところだった彼と目が合った。心の動揺を見透かされたようでなんだか気まずく、あいまいに笑った。彼はわたしを、不思議そうに眺めていた。
春はすぐそこに。
お母さんに抱っこされたこどもはまだ小さい。一歳に満たないくらいかもしれない。
彼は視線をこちらに向けていた。わたしの手元をじっと観察しているようだった。
冬は植物の根を育くむ。やがてくる活動期に向け、地中から得た栄養素を蓄えている。彼もいまは、あらゆるものに学び、知識の層を重ねているに違いない。
純粋なまなざしは、わたしの手元を狂わせた。うまく袋に収まらず、枝が飛び出してしまった。
ふと顔を上げると、ちょうど通り過ぎるところだった彼と目が合った。心の動揺を見透かされたようでなんだか気まずく、あいまいに笑った。彼はわたしを、不思議そうに眺めていた。
春はすぐそこに。
その他
公開:26/02/18 04:25
更新:26/02/18 07:10
更新:26/02/18 07:10
☆やコメントありがとうございます✨
作品のイラストはibisPaintやAIで作成しています。
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いちいおと