うちの油田

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 うちの庭で油田が見つかった。

 すると、エネルギー会社だの資産家だのがうちにごった返し、大金と引き換えに石油の採掘権を求めてきた。

 しかし、私は金よりも平穏な毎日が欲しいので、全ての要求を突っぱねることにした。

 翌朝騒音で目を覚ますと、うちの上空を大量の米軍戦闘機が覆い尽くしていた。

 何事かとリビングに向かいテレビを付けると、どういうわけか「史上最悪の独裁者」という文言とともに、私の顔が映っていた。

 すると突如、リビングの窓が破られ、星条旗を掲げた全身黒づくめの男らがなだれ込んできた。

「俺らはテロリストだぞー!」

 と、彼らはどこか棒読みな台詞とともに銃を向けてきた。

「さぁ大人しく石油を…じゃなくて、金を…いや普通に欲しいけど違うな…ええと、何だったっけ?」

「…アメリカ万歳とか?」

「そうそれ! アメリカ万歳!」

 こうして私は蜂の巣にされたのだった。
その他
公開:26/02/19 18:56
更新:26/02/19 19:37

ウルス・ミシカ

小説を書く熊です。
↓インスタとかTiktokとか色々やってるよ。
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