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 久々に顔を合わせたビルとトムが、酒場で語らっていた。

「そういえば、ジェフリーっていただろう。あいつ今何してんだ?」

「ああ、あの性欲猿ね。死んだよ」

 トムの答えにビルが驚いた。

「えっそりゃまた何でだい」

「あいつああ見えて、てめーの性欲に苦しんでたらしい。で、いつだかに去勢したんだってさ。そしたら性欲の代わりに、底なしの食欲が湧いてきたんだと」

 と言ったところで、トムが一呼吸置くためにビールを煽った。

「ははは、今度は食欲猿になったわけだ」

 ビルが笑いながら言った。 

「…そういうこと。で、食費でみるみる金はすり減っていくわ、体のあちこちにガタがくるわ、毎朝小便するとき、てめーのアソコを見れば、ツルンツルンののっぺらぼうだわで精神病んで、最後にゃショットガン咥えてドカンってわけよ」

「へぇー自ら永遠の眠りつくだなんて。とんだ睡眠猿だなあいつ」
その他
公開:26/02/19 09:50

ウルス・ミシカ

小説を書く熊です。
↓インスタとかTiktokとか色々やってるよ。
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