シチュエーション:文学フリマ

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電話の向こうから聞こえてくる

―そんなこと言わないでください、お願いしますよ

その言葉に私が応じる

―でも、いろいろ考えたんですよ、やってること文学ではないですからねえ、文芸フリマというんならねえ

(ま、結局のところ、めんどうなんだ)

―おっしゃる気持ちもわかりますけど、そこまで考えてないですよ、いまの参加者たちは

―まあ、そうなんでしょうけど

(どこに落ち着くんだ、この話)

そんなことよりパスタが頭をよぎる
村上春樹の小説なら、ここでパスタでも茹ではじめるな、きっと

あれこれ電話の向こうの声は言っていた
しかし、半ば押しきるように、私は参加しないことにした

それで

だから

わたしの気持ちは、もはや、パスタだ

やれやれ

買いものに行かなくてはならなくなったじゃないか








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その他
公開:26/02/12 15:43

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