ひとまずのミルクティ

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昨日とはちがう寒さに
起き上がる力に躊躇いが強い

窓の外の白さに頭は目をつぶり
それでいて心がざわつく

カーテンをそっと
指先でなでるように
すこしだけすべらせる

庭の枯れた草木の上
覆い隠すように広がる白しろシロ

よろこんでいいのやら
心配したほうがいいのやら

もう子どもではないのだなあ

わたしがちいさかったころ
親がそうだったように
雪が降ったことを
素直によろこべない

素直によろこべないのは
感情の数がそれだけ増えたからか
それとも

ひとまず
あたたかいミルクティをいれる

あとのことは
そのときの自分が決めること

狼狽えることがないのを
けれど素直によろこべない










.
その他
公開:26/02/08 02:27

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