雪の翌日

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まだ地面が凍っている朝、通勤電車の窓の外を見ていた。覗かれている世界はそんなこと気にも留めず忙しなく働いている。
朝、プラスチックゴミを出すとき、ダイナミックにすっ転んだ。生ゴミでなかったので惨劇にはならなかったが、冷え切ったコンクリートの硬さは中級程度の技では制し切れず、強い衝撃による痛みを付与された。
誰かを喜ばせる為に誰かが雪を降らせた。喜ぶ人がいる分、悲しむ人もいる。
苦行を放棄した大きな雪だるまは世界と融合し、空腹のあまり一片のパンを盗んだ小さな雪だるまは冷蔵庫に19年間閉じ込められる。
そしてその街の日常が再開し何事もなかったかのように先週からの課題に取り組む。
ぎこちなさと重さを感じつつ。
公開:26/02/10 00:58

御番茶序曲( ここ )

大学生のときは哲学をやっていました。今はWEBエンジニアをやっています。言葉を磨きたくなって人間向けの文書を作るためにここに来ました。煽て頂けると嬉しいですが厳しい言葉も歓迎する予定です。違っていたらすみません。よろしくお願いします。

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