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七月ネコは研究室でノートを広げて小さい丸を描いた。
次に大きな丸、最後に中心に点を打った。
指で丸を作り、それを大きくしたり小さくしたりする。

「はい、頼まれた、味噌煮込みうどん」

九月ネコは煮え立つスープをこぼさないように慎重に置いた。

「ヒゲの境界線を探しているんだ」

引き上げた麺から湯気が上がる。
七月ネコは息を吹きかけるばかりでなかなか食べようとしなかった
ファンタジー
公開:26/02/09 23:54

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