まだ手を止めている

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朝、起きてから
しばらく布団を出なかった。

理由は分かっている。
今日の予定が、少し重い。

若い頃は、
不安になると走った。
準備し、考え、
先回りして疲れた。

今は、
すぐには動かない。

湯を沸かし、
湯気が立つのを待つ。
待てるだけの時間が、
まだ残っている。

不安は、
背中を押す力ではない。
立ち止まらせる重さだ。

だが、その重さがあるから、
足元を見る。
靴を選び、
荷物を減らす。

結局、
できることだけを
今日の分として持つ。

不安が消えたわけではない。
ただ、
一緒に座っている。

それで、
今日は十分だった。
その他
公開:26/02/15 07:00

問い屋

その違和感を、
まだ持ったままの人へ。
問いの続きを、ここにまとめています。

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