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青空に向かって

「アクエリアス飲んじゃおうよ」

わたしが言って

「ぼく、ポカリ派なんだよね」

冷めた感じにきみが言って
あああ、まったく
今日は、わたしたちふたりの
あれこれだとかについて
お話ししたかったのにさ
せっかくの夏の青空が台無しだよ

気まぐれとかでも
夏のせいとかでもなくて
背が伸びたきみは
あきらめてアクエリアスに口をつける
きみの喉が大きく三回動いて
口が離れたときが狙い目

「もーらいっ」

きみのアクエリアスをすばやく強奪して
おまけに間接キスまで奪ってしまう

きみは大きなため息のあと

「どうしてぼくなのさ」

訴えてくる

そんなの、わたしにだって
わかんないよ












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青春
公開:26/08/04 14:00

あまなす / 雨茄子


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