狩人と看板

2
2

ある深い森の中。1人の狩人が、道に迷いました。
森の中には、人が通る道が1本、通っています。狩人はそれを踏み外してしまったのです。

狩人は細心の注意を払い、以前に人が歩いた気配や痕跡を探しました。
長年のカンを頼りに、風の音や、鳥や獣の声を聞いて歩き、大きな木の前に出ました。

すると木の左側に、小さな木の板があります。
そして「この先、どうぞ左の方においで下さい。旅のお方がくつろげる、お茶や食べ物も用意してございます」と書かれていました。

しかし、狩人は疲労で目がかすみ、文章を読む気がおきません。
そこで、木の右の方を見ると、かすかに足跡や、人が枝を折ったような跡があります。
狩人は、木の右に踏み出して進み、とうとう、もとの道に出る事ができ、無事に森を出ることができました。

木の左側には? 確かにそこに家がありました。
食べられた、たくさんの旅人の骸骨が散らばる、家があったのです。
ホラー
公開:26/08/02 20:46
ホラー 狩人

tamaonion( 千葉 )

雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容