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「被害者は73歳男性、道路で意識不明の状態で倒れていた所を犯人に救われたようです」
「これで5件目か、強い慈愛による同一犯だな」
新米刑事の表情が僅かに揺れたのを小林は見逃さなかった。
「不服そうだな」「人助けは、善行とされていたんですよね」
「そうだ。少なくとも50年前までは人命救助は尊い行為だった」
「それが殺人より重い罪になるなんて…何があったんですか」
「俺達の世代は後先考えずに自由に生き過ぎたんだ。それをお前達の世代に押し付けた。自業自得なんだ」
小林は新米の肩に手をおいた。「もういいだろう。…俺はまだ気づいてない」
「その優しさも立派な人助けになりませんか、駄目ですよ」新米は微笑むと手首を差し出した。その時だった。
小林の胸に刺すような激痛が走りその場にしゃがみ込む。こんな時に心臓…意識が……たすけ…だめだ…でも…
小林が遠のく意識の中で見たのはニヤリと微笑む新人の顔だった。
「これで5件目か、強い慈愛による同一犯だな」
新米刑事の表情が僅かに揺れたのを小林は見逃さなかった。
「不服そうだな」「人助けは、善行とされていたんですよね」
「そうだ。少なくとも50年前までは人命救助は尊い行為だった」
「それが殺人より重い罪になるなんて…何があったんですか」
「俺達の世代は後先考えずに自由に生き過ぎたんだ。それをお前達の世代に押し付けた。自業自得なんだ」
小林は新米の肩に手をおいた。「もういいだろう。…俺はまだ気づいてない」
「その優しさも立派な人助けになりませんか、駄目ですよ」新米は微笑むと手首を差し出した。その時だった。
小林の胸に刺すような激痛が走りその場にしゃがみ込む。こんな時に心臓…意識が……たすけ…だめだ…でも…
小林が遠のく意識の中で見たのはニヤリと微笑む新人の顔だった。
SF
公開:26/07/23 10:13
まずは自分が楽しむこと。
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吉田図工