あのときの北斗七星

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星にくわしいというおじさんがしてくれている説明に
口を開け、ほへえ、と言うしかなかった

本で見るように、あの星とあの星とそれからあの星を線でつないで
とやってくれないと私にはわからない
私にわかるのは、冬のオリオンくらいのもの

それと…

あのときの北斗七星、どうしてるかな

あのとき、北斗七星に出会ったのは、どの季節だったか
いまはもう、おぼえていない

あれは突然の出会いで
いままでなにげなく見上げていた夜空が
北の空だとは思っていなかった私の前に
いきなりあらわれた北斗七星

少なくない驚きと歓びとがあって
誰かに伝えたい気持ちもあふれてきたけれど
そのとき友と呼べるものを、何も持っていなかった

あのときの北斗七星は、あのときの北斗七星だ
いまの北斗七星とは、きっとちがう

あのときの私が、あのときの私で
いまの私とは、ちがうみたいに
















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その他
公開:26/07/21 20:00
更新:26/07/21 20:00

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