1
1
巨人は隠れ家を探していた。
人間に見つかると腰に奇妙な道具を付けた兵士が集まってきて、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
そして、一瞬でも瞬間するとうなじを刈り取られ、殺されてしまう。
文明の覇者を気取る人間にとって、巨人は存在そのものが罪なのだ。
巨人は人間が滅びるまで、静かに自然と一体化することとした。
地中に埋まり岩となり、または固まって山となり、中には顔だけ地上に出して草木でカモフラージュした。
巨人は人間に気が付かれないまま、じっと、世界が変わるのを待ち続けている。
いつしか、人間は巨人の記憶を失った。巨人も人間の記憶を失った。だが、彼れは死んでいるのではない。目覚めるときが来るのを待っているだけなのだ。
そのときは、もうすぐ。
人間に見つかると腰に奇妙な道具を付けた兵士が集まってきて、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
そして、一瞬でも瞬間するとうなじを刈り取られ、殺されてしまう。
文明の覇者を気取る人間にとって、巨人は存在そのものが罪なのだ。
巨人は人間が滅びるまで、静かに自然と一体化することとした。
地中に埋まり岩となり、または固まって山となり、中には顔だけ地上に出して草木でカモフラージュした。
巨人は人間に気が付かれないまま、じっと、世界が変わるのを待ち続けている。
いつしか、人間は巨人の記憶を失った。巨人も人間の記憶を失った。だが、彼れは死んでいるのではない。目覚めるときが来るのを待っているだけなのだ。
そのときは、もうすぐ。
その他
公開:26/07/10 23:16
ログインするとコメントを投稿できます
齊藤 想