2
4
音のない夏の夜はどんな季節の夜より静かで、自分の鼓動がほんの少し自己主張強めになるのを感じる。
「珍しい花火を手に入れたんだ」と彼が取り出したのは、≪温香花火≫という火花ではなく温もりの爆ぜる花火で、一見普通の手持ち花火とそう変わらなかった。
「でもさ、爆ぜるのが火花じゃなくて温もりなら花火とは言えないんじゃない?」と私が笑うと「この温もりは花の様に香るし…細かい事はいいじゃん」と少し口を尖らせた。
特別な想いを自分が贈りたいと思っている相手の事を思い浮かべながら温香花火の先端に心を込めて言葉をかければ、その言葉の温もりが花の様に香り、星の様に煌めきながら大地に散って大切な人の足元を照らしてくれる。
潤んだ月光の下、彼が愛しいものを見守るような眼差しで「お誕生日おめでとう」と低い声で温香花火に囁くと、言葉の温もりが穏やかに爆ぜ、柔らかで甘い花の香りが二人を祝福する様に包み込んだ。
「珍しい花火を手に入れたんだ」と彼が取り出したのは、≪温香花火≫という火花ではなく温もりの爆ぜる花火で、一見普通の手持ち花火とそう変わらなかった。
「でもさ、爆ぜるのが火花じゃなくて温もりなら花火とは言えないんじゃない?」と私が笑うと「この温もりは花の様に香るし…細かい事はいいじゃん」と少し口を尖らせた。
特別な想いを自分が贈りたいと思っている相手の事を思い浮かべながら温香花火の先端に心を込めて言葉をかければ、その言葉の温もりが花の様に香り、星の様に煌めきながら大地に散って大切な人の足元を照らしてくれる。
潤んだ月光の下、彼が愛しいものを見守るような眼差しで「お誕生日おめでとう」と低い声で温香花火に囁くと、言葉の温もりが穏やかに爆ぜ、柔らかで甘い花の香りが二人を祝福する様に包み込んだ。
公開:26/07/05 16:09
お、め、で、と、う、で作文
即興だから荒い部分あるけど
それは愛嬌って事で!
旅人なのでいたりいなかったりします
ログインするとコメントを投稿できます
花笑みの旅人