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台風情報を聞き、私は思わず身構えた。相当酷い台風が二つも日本を直撃するという。窓を閉め懐中電灯を探し、食料の確認をし胸の中は落ち着かなくなった。
すると空が急に騒がしくなり、風が唸り始めた。
来たかと思うも外での雨の音はしない。代わりに、何かが地面に落ちる音がする。
恐る恐る戸を開けると、辺り一帯に赤色の物が跳ねている。それは鯛だった。
大小色々な鯛が空から降り、まるで海そのものが雲に運ばれてきた様た。
近所の人達も呆然と空を見上げ、誰ひとり理由を説明できない。只、風だけが得意そうに吹き抜けて行く。私は大きな鯛を何匹か拾い、塩を振って焼けば香ばしく、煮れば身がほろりと解ける。
台風への不安はいつの間にか食卓の湯気に消えていた。
翌朝、ニュースでは被害の話ばかりで、空から鯛が降ったという話はどこにも出ていない。
あれは台風の置き土産だったのか、それとも私だけが見た、海の夢だったのだろうか。
すると空が急に騒がしくなり、風が唸り始めた。
来たかと思うも外での雨の音はしない。代わりに、何かが地面に落ちる音がする。
恐る恐る戸を開けると、辺り一帯に赤色の物が跳ねている。それは鯛だった。
大小色々な鯛が空から降り、まるで海そのものが雲に運ばれてきた様た。
近所の人達も呆然と空を見上げ、誰ひとり理由を説明できない。只、風だけが得意そうに吹き抜けて行く。私は大きな鯛を何匹か拾い、塩を振って焼けば香ばしく、煮れば身がほろりと解ける。
台風への不安はいつの間にか食卓の湯気に消えていた。
翌朝、ニュースでは被害の話ばかりで、空から鯛が降ったという話はどこにも出ていない。
あれは台風の置き土産だったのか、それとも私だけが見た、海の夢だったのだろうか。
ファンタジー
公開:26/06/28 09:27
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gonsuke