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三枝さんに、
社員証が渡された。
白い封筒に入っていた。
角には小さく、
雇用区分変更、と印字されていた。
総務の人が言った。
「おめでとうございます」
三枝さんは、
両手で封筒を受け取った。
その日、
席札が差し替えられた。
派遣、の文字が外され、
名前が入った。
三枝澄子。
文字は、
前より少し太かった。
社員名簿にも、
三枝澄子、と追加された。
旧区分欄は、
空白だった。
帰り際、
受付で古い入館証を返した。
首から下げていた紐には、
薄い跡が残っていた。
受付の人が確認する。
「旧証は廃棄でよろしいですね」
三枝さんは、
少しだけ指を止めた。
それから、
うなずいた。
新しい社員証の裏に、
旧証番号を小さく書いた。
翌朝、
首の跡の上に、
新しい紐がかかった。
社員証が渡された。
白い封筒に入っていた。
角には小さく、
雇用区分変更、と印字されていた。
総務の人が言った。
「おめでとうございます」
三枝さんは、
両手で封筒を受け取った。
その日、
席札が差し替えられた。
派遣、の文字が外され、
名前が入った。
三枝澄子。
文字は、
前より少し太かった。
社員名簿にも、
三枝澄子、と追加された。
旧区分欄は、
空白だった。
帰り際、
受付で古い入館証を返した。
首から下げていた紐には、
薄い跡が残っていた。
受付の人が確認する。
「旧証は廃棄でよろしいですね」
三枝さんは、
少しだけ指を止めた。
それから、
うなずいた。
新しい社員証の裏に、
旧証番号を小さく書いた。
翌朝、
首の跡の上に、
新しい紐がかかった。
その他
公開:26/07/01 12:00
更新:26/06/28 17:24
更新:26/06/28 17:24
#鍵束を渡された人
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