恋紅葉

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夏は人を浮かれさせ、積極的にさせる。
それに比べて秋は何となく物悲しい季節だ。
肌寒さを感じ始めたある日、大学に向かっていると、目の前に天使が現れた。紅葉が鮮やかな公園ベンチで、本を読んでいる。早速声をかけようと思ったが、おかしい、なんと言っていいかわからない、つい数ヶ月前ならビーチで酒場でちょっと可愛い子がいれば手当たり次第声がかけれたのに。冷静になったらなんてことをしていたのだろうか。
「あ、あの、その本面白いですか?」
やっとの思いで声をかけたのに。
「え、あ、ごめんなさい」とその子は逃げてしまった。
夏とは違う熱を感じ、直ぐにまた強制的冷まされる。
だが次の日、また同じ場所で出会えた時。耳を紅葉のように真っ赤にして
「き、昨日はごめんなさいびっくりしちゃって、この本面白いです!」と、声をかけてくれた。
この恋は散らさないように大事にしたい。
恋愛
公開:26/06/18 23:52

高須啓二

わかりやすい言葉で
分かりやすい文章を書きたいと思っています

ショートに納めきれなかったものはこちらに投稿してます

https://kakuyomu.jp/users/takasukeiji
 

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