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縹色の雨駆ける長靴でタン♪と地面を蹴り、じゃれつく雨の中を翔け上がる。

一戸建ての二階の窓際には曇天を睨むてるてる坊主。コンコン♪と窓をノックすると、私に気付いたてるてる坊主はサインペンで書かれた太眉を八の字にして(困ったなぁ…)という顔をした。

「ごめんね。雨を遊ばせてあげたくて。あと少し待ってくれませんか?」

私のお願いにてるてる坊主は口をへの字にして(むぅ…)と考え込む。
晴天を呼ぶ誇り高き職人・てるてる坊主。寡黙だか優しい彼らへ雨の為に度々仕事の中断をお願いする事になる6月は、私も心苦しい。…でも!

「今度てるてる坊主さんへのお礼に七色大縄を披露しようねって、みんな練習頑張ってるんです」

サインペンで書かれた口が柔らかなU字形に変わる。

「ありがとう」

ざぁぁぁと雨が一斉に喜ぶ。
次の青空には大きな虹をみんなで架けよう。
私の仕事は雨守。
純粋な雨を見守るのが役目だ。
公開:26/06/18 19:45
雨漏り 雨守

ネモフィラの旅人( 雨宿り中 )

旅人なのでいたりいなかったりします
6月はガーデンへ紫陽花を咲かせに参ります

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